テイルズオブシリーズにおける四大精霊についてもぞもぞ考えてみた:リストラされたサラマンダー

特に参考にはならない記事なので、暇つぶし程度にお願いします
参考文献だいたいWikipedia(お察し)(でも日本人の一般的な認識を参考にしたという意味ではあながち間違った選択ではないかも)

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「テイルズオブ」シリーズにおける四大精霊

地の精霊ノーム
水の精霊ウンディーネ
火の精霊イフリート
風の精霊シルフ

上記は、シリーズ初代の「テイルズオブファンタジア」から登場する精霊です。
特にこの四体は「地水火風」とかよく言われてます。

彼らの名前はシリーズを通して結構頻繁に出てくるので、ファンタジー界ではポピュラーな概念なのかと思いきや、「ノーム・ウンディーネ・イフリート・シルフ」の四体を「四大精霊」とする作品は、意外にもそれほど多くありません。
むしろテイルズ以外では……あるのか?という感じ。(広大な創作の海を探せばたぶんどこかにある)

そもそも「四大精霊」とは

「ノーム」・「ウンディーネ」・「イフリート」・「シルフ」

この四体を並べた時、「イフリート」だけが異質なのです。
なぜか?
そもそも「四大精霊」とは15世紀のパラケルススが生み出した概念。(「エーテルのみで構成された身体を有する擬人的な自然霊」)

担当はそれぞれ、

地 ノーム
水 ウンディーネ
火 サラマンダー
風 シルフ

となっています。


さて、ここでお気づきになると思いますが、


あれっ、サラマンダー
……


テイルズ界のサラマンダーといえば、ただのモンスターです。
良くて少し強めのモンスターです。

……


サラマンダー……(同情)

「サラマンダー」ではなく「イフリート」となった背景(仮説)

イフリートとは

「イスラム教における堕天使」。

イメージしやすいのはアラジンなどに出てくる「ランプの精」でしょう。
元々砂漠のイメージがついている点・「煙の無い火から生まれた」点があるとはいえ、殊更に「火の精霊」というわけではありません。

しかし、既に2020年のゲームや漫画を嗜む層の日本人にとって、イフリートはバッチバチに火属性のイメージを持っている傾向にあります。

「テイルズオブ」以前のイフリート

1995年に発売された「テイルズオブファンタジア」に火の精霊としてイフリートが登場する5年前、誰もが知っているメジャータイトル「ファイナルファンタジー」のナンバリングで言うところの3番目、「ファイナルファンタジーIII」に、火属性の召喚獣としてイフリートが登場しました。

さらにそこから遡ること10年近く、1974年に発売されたアメリカ発のテーブルトークRPG(世界で最初のRPGとも)「ダンジョンズ&ドラゴンズ」にも登場しています。
この「ダンジョンズ&ドラゴンズ」が日本に本格的に展開しだしたのは1985年のこと。

憶測で適当なこと言う

これは完全に憶測なのですが、

1974年 「ダンジョンズ&ドラゴンズ」で「火属性」のイフリートが誕生
1985年 ダンジョンズ&ドラゴンズが日本に展開され、一部の層に火属性としてのイフリートが浸透する
1990年 ファイナルファンタジーIIIにてイフリート登場

「イフリート」「火属性としてのイフリート」がより広く浸透する
1995年 テイルズオブファンタジア発売 四大精霊の火担当としてイフリート採用

という流れだったのでは?

余談ですが、同じく1995年の「機動戦士ガンダムCROSS DIMENSION 0079」でも「イフリート」が登場しているそうなので、その名自体が80年代後半〜90年代にかけて急速にポピュラーになっていった可能性があるのではないでしょうか。

 

知らんけど!!!(台無しにする一言)

 

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