【資格】「貿易系の資格」には何がある?  難易度や試験内容について

現在、次に取る資格を物色中の筆者。
今回は、貿易関係の資格には何があるのかメモしてみました。

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通関士

通関士は、貿易で品物を輸出入する際、税関に貨物を通す(通関する)人のことをいいます。
主な業務は、税関への申告、検査、関税の計算・支払いなど。
通関手続きには高度な専門知識が必要なので、貿易業務の中でも専門性が高く、通関業者や商社などからも安定して需要がある仕事なのだとか。
また、個人輸入をしたいという場合にも通関士の知識が役立つでしょう。

通関士の資格は国家資格で、年1回10月頃に試験が行われます。通関業法、関税法、通関実務など、専門性の高い領域から出題され、合格率は15%程度と難易度は高めです。
国家資格ではありますが、前提資格もないため、イチから目指せるのがうれしいですね。

概要

試験内容:通関業法、関税法、通関実務など/択一式・選択式・計算問題などが出題される
難易度:合格率15%程度
主催:税関(財務省)
種別:国家資格
実施:年1回(10月)
前提資格:なし
使い道:通関士
公式サイト:通関士試験(税関)

参考書など

貿易実務検定

1998年に第1回試験が開催された「貿易実務検定」は、日本貿易実務検定協会が主催する民間資格。貿易会社への就職を目指している人や、通関士を目指している人が多く受験している検定です。
「通関士」との試験範囲の違いは、通関士が通関に関して深く掘り下げた知識を求められるのに対し、「貿易実務検定」は貿易の実務に関して幅広い知識を学習できるという点。

レベルは低い方から順にC級、B級、A級と分かれていて、それぞれのレベルに応じた、貿易に関する知識から出題されます。B級・C級の試験はWebで受けることができて、A級は東京・名古屋・大阪で実施されます。

通関士を目指している人は、同じく日本貿易実務検定協会が主催する「通関ビジネス実務検定」もチェックしてみるのも良いかもしれません。

概要

試験内容:貿易実務・貿易マーケティング・貿易実務英語など
難易度:
 C級 定型業務をこなすために必要な知識があるレベル(合格率50〜70%程度)
 B級 1〜3年以上の実務経験レベル(合格率40〜55パーセント程度)
 A級3〜4年以上の実務経験レベル(合格率30〜40%程度)
主催:日本貿易実務検定協会
種別:民間資格
前提資格:なし
使い道:貿易関連企業への就職など
公式サイト:貿易実務検定

参考書など

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