2023年の末くらいに本格的にFF14を走り始め、黄金のリリース直前に最新ストーリーに追いついた、まだまだ新米ヒカセンです。ジョブはメレーDPSをメインにプレイしています。
フレさんに暁月極に連れて行ってもらったのをきっかけに、高難易度コンテンツに足を踏み入れました。
黄金のメインストーリークリア後は、極ヴァリガルマンダや極ゾラージャにも挑戦。クリアした際の達成感がクセになり、もっと強い刺激がほしい……と、零式に挑むことにしました。
歴戦の猛者たちによると、今回の零式は大型パッチ実装後初の零式ということもあり、普段に比べると難易度が比較的控えめだったとかなんとか。
難易度に関して賛否はあるでしょうが、個人的にはとても良いタイミングで初挑戦できたと思うので大感謝でした。
初週から少しずつ攻略を進め、ちょうどひと月くらいで無事踏破完了(先輩ヒカセンたちのおかげ8割)、消化も終えました。
これから初めて零式に挑むという人の参考になればと思い、準備から踏破までの所感を記事にして残しておきます。めちゃくちゃ長くなっちゃった。
見識の浅い部分もありますがご了承ください。
FF14における「零式」とは
ノーマルレイドの難しい版です。
零式のボスは、ノーマルとは一味違ったギミックや、軽減無しに受けるとロールによっては即死するような痛い攻撃を繰り出してくるほか、パーティ全員で必死に殴らないと火力不足で倒せず時間切れになってしまうコンテンツ。難易度としては、極の次のステップとして挑む人が多いそうです。
クリアすると環境で一番強い装備がもらえたりもらえなかったりします(ロット運による。断章という天井システムあり)
報酬には週制限があり、1週間に一度だけロット権が与えられる。初回クリア後に週1回クリアしていくことを消化と呼ぶ。とのこと。
準備編
零式挑戦前に準備したもの・こと
新式装備(フル禁断)
新式装備は必須
零式と一緒に実装される、クラフター職で作れるタイプの装備。
実装当初に挑む場合は、こちらをフル禁断したものが必須になります。早期にマケボで買おうとすると目玉が飛び出るほど高いので、筆者は自分で作りました。
なお「禁断」とは、確定枠を超えて限界までマテリアをはめることです。3個目、4個目、と進むにしたがって、成功確率が下がっていくため、時にはとんでもない数のマテリアを消費することもあります。
ギャザクラのレベリング
ある程度レベルが上がっていたギャザラーはともかく、クラフターは解放してすらいないものが多かったので、黄金のメインクリア後から零式実装までの期間はほぼクラフターのレベリングに時間を費やしました。
新式装備製作のために準備したこと
また、ギャザクラのレベルを100まで上げたからといって、ぱっと作れるものではないのがつらいところ。新式製作のために準備したことを以下に箇条書きすると、
・ギャザラーのレベル100装備を作成・マテリアはめ
・クラフターのレベル100装備を作成・マテリア禁断
・スクリップ交換の最新伝承録を揃えておく
・伝説素材集め
・霊砂集め(刻限の〇〇でとったアイテムから精選する)
・ほか、必要になりそうな素材集め
・秘伝書の交換に必要になりそうなスクリップ集め(収集品の材料を大量に用意しておくとヨシ)
などなどでした。
初めてのことで素材がいくつくらい必要になるのか想像がつかなかったため、100個〜200個ずつくらいストックしておきました。
クラフターは禁断必須のようですが、ギャザラーは禁断しなくても一応可能だったので「マテリアはめ」と書いています。
大型パッチ直後のギャザクラのマテリアは非常〜〜〜に高騰しているため、なるべく自前のものを使いたいところ。スクリップと交換するなどしてなんとかやりくりしました。
実装日・製作
いざ実装日を迎えたら、秘伝書を交換、からの中間素材が全部でどのくらい必要になりそうかを計算し、足りない素材やトークン素材をとりに行きました。
製作は、使えそうなマクロを探して自動化すると楽になります。
材料とマクロさえ揃ってしまえば後はひたすらぽちぽちするだけなので楽でした。
フル禁断ガチャ:ギルが無限に溶ける
問題はその後で、零式に新式装備で挑むには、マテリアのフル禁断(限界の5枠まではめること)が必要とされています。
コツコツ溜め込んでいたマテリアを全部砕いても全然足りなさそうだったので、残りの選択肢は買うか交換するかしかありません。
前述のとおりマテリアの高いこと高いこと……筆者の時は武略のハイアルテマテリジャが1個5〜6万ギルでした。しぬ。破産する。
そこで、定期開催されているモブハンツアーに参加することにしました。モブハンツアーに参加すると、一周あたり数十個もマテリア交換用アイテムがもらえたりするのでめちゃくちゃお得です。これで無事フル禁断も完了。
筆者は数日遅れなので比較的のんびり勢でしたが、マケボだけでなんとかするしかない初日勢だと、数千万ギル使うこともあるのだとか……
最新飯
これも零式と一緒に実装されたものです。どの食事が自分のジョブに最適か、そしてその材料として何が必要になるかは当日になるまでわかりません。
製作自体は新式装備と一緒にやったのでそれほど手間には感じませんでした。
最新薬
零式と一緒に略
いくらあっても足りなかったので大量に作るべし。
木人討滅戦
装備を整えた後、木人討滅戦に挑みました。木人討滅戦は各高難易度コンテンツ毎に用意されていて、零式にも1層〜4層分が用意されています。
これを時間内に壊すことができれば、コンテンツに参加できる最低限の火力は出ているということ(らしい)。
筆者の場合、木人は難なく壊せましたが、実戦ではなんかイマイチ火力出てないな〜と自分で思うことが多かったので、別途スキル回しの確認と練習をしておいたほうが良さそうです。
予習
高難易度コンテンツはとにかくギミックが難しいものが多い・予習は必須であるという認識だったので、試験勉強か!?というくらいにガッツリ予習。
動画を見るのもわかりやすくて好きですが、自分の手で散開図や攻撃範囲などを図にして紙に書くと、わからない部分の洗い出しもでき、理解度がより深まるのでおすすめです。
折れない心
どんなにワイプしても絶対踏破するぞー!という気持ち。
それから、人に迷惑をかける覚悟(自分が原因で壊滅する場合もあります)。
同時に、人のミスへの寛容さ。
自分で募集を立てる場合用意するもの
マクロ
自分で募集を立てる場合は、散開位置などを示したマクロを用意しておくと良いです。内容は、参考とする攻略方式に従います。(やはり圧倒的にgame8さんが多い)
フィールドマーカー
こちらも攻略法式に従ったフィールドマーカーがあると募集しやすいです。
といっても、システム上、最初から用意することは不可能なので、どこかの練習パーティに入ってコピー+保存するか、自分で頑張って置くかしかありません。
あるいは、募集の際に「マーカーください」と書くと、誰かが持ってきてくれることもあるようです。
ざっくりした攻略の流れ(筆者の場合)
各層、
予習→見学→最初から練習の募集に入る→進捗度に合わせた募集に入る→時間切れ演出に到達→時間切れまである程度安定させる→クリア目的の募集に入る→クリア
という流れでやっていました。初挑戦だったのでかなり慎重です。
人によってはもっとサクサク進むという場合もあるかもですね。
各層の感想
ここから下は個人の感想なので別に読まなくてもいいです。
攻略に詰まっている人がいたら、もしかしたら参考になるかもしれないけどたぶんならない程度の内容です。
なお、すべてgame8さん準拠での攻略となりました。
1層
初めての零式だったため緊張と手汗がすごかった記憶。
最初の層ということもあり攻略も比較的スムーズで、2、3時間で時間切れまで到達することができました(途中ズンドコ死にましたが)。
その後、クリア目的でもない練習パーティで勢いでクリアできてしまいました。
「DPSチェックはゆるい」という噂の通り、初週の装備更新がほぼされていない中、戦闘不能が複数人出ていても案外倒せました。
敵の詠唱をよく見ていないとわりとシビアに死ぬと癖づけられるため、入門(?)にぴったりの層だったな〜と振り返ってしみじみ。
壊滅ポイントとしては、特に2回目に床が壊れた後のスプレッドネイルでしょうか。結構ワイプした気がします。
ロール散開を意外と忘れがちなので、コールマクロなどを仕込んでおくと安定するかも。
敵から離れなければならないシーンも少ないため、メレー的にはちょっとうれしいボスでした。
2層(最大の沼)
沼。
1層がすぐクリアできたのに対し、2層ではだいぶ苦戦しました。というのも、事故ポイントが非常に多い気がしています。
そして事故るとボスのHPが回復するので、最終的に削りきれないという……
まず、ライブパート1stの塔踏みとハートの避けゲー。
特に野良だと連携が上手くいかなかったりすることも多く、あなた入るの?じゃあ自分は出ますね、ってお前も出るんかーい!!!(大爆発)というお見合い事故が起きます。
対策としては、入る入らないの意思表示をはっきりすることくらいしかない気が……
あと、ハート0の人とハート1の人がいる場合は、ハート0の人が先に入るようにしておいて、後半もなるべく多くの人が動ける状態にしておくと事故率が下がる?
ハートの避けゲーは足元範囲が出ないため、ノーマルと比べて難易度は下がっているかなと思いますが、連携して頭割りが来るのが凶悪。マーカーがついた直後に真ん中のハート放出が止まるので、Bちゃんの下を突っ切って集合するのが安定でした。
事故が多発するようなら、頭割りマーカーが付く前に近接同士で集合しておくなどするとちょっと楽です。
次に、アラームフェロモン(1回目)。中央に集まって誘導・北に誘導して外周避け・南北に分かれる避け方など、さまざまな方法が考案されているようですが、結局のところ気合いで避けるしかない。
予兆が出た順番をなんとなく覚えておく・予兆の真ん中に立たないを意識するとちょっと避けやすいかも。また、スプリントとアムレンを使うと生存率がわずかに上がります。
無理して殴ろうとすると事故るので、無理な時は割り切って遠隔攻撃しながらかわしてました。慣れてくるとボスに張り付いたままでも処理できるようになります。
また、1回だけあったのが、全員北の縁に集合して、矢印が溜まってきたらスプリントで時計回りにかわしていくという方法でした。これはとても殴りやすかったので近接には嬉しい攻略法でしたし、たしか死者も出てなかった記憶……
そしてライブパート3rd。
ここで大爆発が起きてワイプする事故が多発します。原因としては、デバフ時間が長い組が、短い組のデバフが発動する前に塔に入ってしまう→範囲捨てに巻き込まれて死ぬ→未処理の塔が爆発するなどでしょうか(筆者も練習中やらかしたことがあります)。
塔が見えたらつい入りたくなる心理をついた巧妙な(?)ギミックですよね。
そんなこんなで2層はかなり苦戦し、あの可愛らしいBGMがトラウマと化しました。
3層
2層と比べたら天国。
最初こそノックバックで場外ホームランされるなどしましたが、全体的にギミックがリズミカルで、やっていて気持ちよさすら感じました。こう、拳と拳で語り合っている的な……(?)
殴り合ってたらブルートボンバーのことちょっと好きになっちゃいました。
体感、1回目フューズボムと極盛りがワイプ率高めだったようでした。フューズフィールドはみんな神経を尖らせているので逆に事故率が低かったような(たまたまかも)。
2回目チェーンは難しそうに見えましたが、1回目チェーンに毒範囲(角安地の四角形を半分に割ったどちらか)をプラスして考えるだけなので案外簡単。
角っこに行かないで殴り続ける方法もあるようですが、そちらは脳のキャパが足りてなくて挑戦できていません。
フューズボムはプレイヤーにデバフが付与されるのではなく、頭の上に出た導火線を見て早い組か遅い組かを判断するタイプのギミック。
この導火線がまあまあ見づらく、そしてちょうどこのタイミングでバーストが来るというのもあり、味方を巻き込んで爆発してしまう事故が発生し、第1の関門になっています。
筆者も練習中何回かパーティメンバーを爆殺してしまったので、対策として自分のネームプレートを消しましたが、これで多少は見やすくなったかもしれません。
2回目ドーピングと同時にこちらも薬を使うのがリマインダー感があって好きでした。
4層
好き(直球)
前半も後半も音楽がめちゃくちゃ良い。フェーズ移行前後では、ウィケッドサンダーの命を削るような叫び、後半開幕のタンクLB、クライマックス感溢れるBGM……とぶち上がり演出が続きます。
前半は完全に立ち位置覚えゲーです。
円輪式・輪円式ウィッチハントは、処理するだけなら覚えるだけなので比較的簡単ですが、スキル回しをしながらとなると途端に難易度が上がります。タイミングとしてはちょうど小バーストに重なるのも嫌。なんならいまだに上手くできる自信がありません。
零式初心者目線で、4層は1〜3層よりも一つ一つのギミックが難しい気がしました。
前半のなかでもエレクトロープ展開2回目とイオンクラスターは壊滅ポイントで、前半で詰まりがちなのは大体ここかなという感じ。各々が自分のデバフやら立ち位置やらを正確に判断しないと1ミスでほぼワイプなので、これが零式……というヒリつきがありました。
筆者はデバフに関してはパーティ欄や自分のデバフを見る癖が付いていたためそれほど苦労しませんでしたが、エレクトロープ2回目の途中で来る反面焼き+散開or頭割りのイメージを掴むのに結構苦労しました。まず敵がどっちを向いてるのか、自分はどのマスなのかなど……
イオンクラスターさえ超えてしまえばあとは後半一直線。エレクトロープ移植は個人的にぶち上がるギミックでした。(あそこで一旦静かになるのやばくない?)
後半最初にボスが放ってくる全体攻撃では、タンクLB3がほぼ必須のようです。一度だけLB無しで通過しましたが、どれだけ軽減盛り盛りにしたのかは不明。そしておそらくヒラさんたちがものすごく頑張っていたのかなあと。
後半も要所さえ押さえておけば意外とすいすい進める印象でした。
が、「夜半」と「日出」は後半の中でも比較的壊滅率が高い気がしました。
特に「日出」は自分のデバフや塔の位置など確認することが多く、またメインのギミック処理に必死になっていると、忘れた頃にやってくるウィケッドスペシャルで焼かれたり、ノックバックでホームランされるなどの危険が……。
筆者は最初、塔の位置の把握とビームの誘導が苦手で、自分と他人を焼きまくっていました。
そこで導入したのがイメトレ法でした。
方法は、Youtubeなどに上がっている動画を再生しつつ、それを見ながら自機を動かし、ギミック処理のイメージを掴むというもの。
これが効果覿面で、たった15分〜20分程度やっただけで成功率がメキメキと上がりました。本当に効果がありすぎて怖いくらいだったので、苦手なギミックがある人は試してみてください!
複雑なギミックはとにかく先に脳の処理回路を作ってしまうのが良いようですね……
なお日出の処理の時に筆者が考えていることは、
①デバフは早いか遅いか・デバフの色意識
早かったら→先にビームだな〜
遅かったら→先に塔踏みだな〜
②塔の位置はどこか(筆者の場合は東に出てくる分身をガン見。この分身の視線の先に塔が出ます)
③移動・1回目を処理
(先にビーム処理だった場合、2時・4時方向のビームの色が見えるようにあらかじめカメラを動かしておきます。筆者はDPSのため、その2つが自分の担当ではなかった際は8時方向のビームで確定になります)
④ウィケッドスペシャルを避ける
※1回目処理中にカメラを北に向けておくと避けやすいです
⑤ウィケッドスペシャルを避けている時に次に出る塔の位置を確認しておく
⑥2回目を処理
処理している途中で次に来るテイルスラストの安地はどこだったか思い出しておく
⑦テイルスラストを処理
という感じです。さ、参考になるのか……?
あと意外とミスしがちなのがビーム誘導の時の立ち位置で、目安のラインの外側すぎると自分が焼かれるし、内側すぎても対岸の人を焼いてしまうようです。
目安のラインのミリ内側、外周ギリギリに寄っておく、というのが一番成功率が高そう。
まとめ:やりごたえがあって楽しかった
こんな長文を書き綴っていることからもお察しいただけると思いますが、初挑戦の零式はやりごたえ抜群でとても楽しかったです!
難しかった〜!でもちょっと成長できた気がする!
今までできなかったことができるようになっていく感覚は大人になってからだとなかなか味わう機会が無くなっていくのですが、FF14はそれを与えてくれますね。
高難易度は怖い?ギスギスしてる?
結論から言うと、ギスギスした空気自体には時折遭遇しました。
ですが、基本的には楽しく練習することができたと思います。
自分がギスギスの原因にならないために必要なのは、
・ミスしたとわかっていたらできる限り申告する
・予習をしっかりする
・自分が行ったことのないフェーズ練習に入らない
・指摘やアドバイスはありがたく受け止める(指摘=ギスではない)
だと思います……。
基本的に空気が悪くなるのはミスの原因がわからない時やミスした本人が何も言わない時だったりしたので、可能な限り申告するようにすると良いかもです。
何も言われないとどんまいとも言えないし。自分がやらかしたのかと思って不安になるし。
今後の目標
今回のクリアにあたって、スキル回しを崩さずに殴りきれたかと言われると全層ともそうは思えないので、どう火力を上げていくかというのが今後の課題です。
次のレイド実装までにはもっと強いヒカセンになるぞー!